学校の課題との向き合い方、睡眠時間と勉強
おととい、昨日と「すごくねむい。寝ていい?」とのLINEが来た。
もちろん寝てもらって構わない。
こちらの記事でも書いたが、眠たいのに勉強することはすなわち無駄な時間を過ごすことと等しい。
明日の朝、早く起きてやればいいよ。と返事をする。
正直に言おう。この時点で多分明日は起きないと思っていた。過去の経験から。
僕はこれまでこのセリフを言った人で、朝起きた人に会ったことがない。
人はそこまでストイックではない。基本的には。
案の定、今朝「今起きた。ごめん。」とのLINE。
いいえ。わかってたからいいよ。ではどうすれば、現状を変えられるかを考えよう。
現状分析
まず、現状として、ここ二日間は学校の課題をこなすだけになってしまっている。この状況を変えることが最優先事項。そして眠気が襲ってきたときの対処法も考えなければならない。
学校課題との向き合い方
まずは学校課題の効率化をしなければならない。まあ要するに、やるべきこととやらなくていいことを分ける。
例えば、Agさんの学校では英語の教科書の丸写しが出るそうだ。これは時間をとってやるようなことではない。文明の利器いわゆるコピー機があるのだからコピーを貼り付けてしまえばいい。
というかこんな課題を出している教員がまだ日本には存在するのか?
本当に愚かだ。
指定校推薦などで、内申点が必要な人は、残念だけれども真面目に頑張ってもらうしかない。成績を決めるのは低レベルな教員なのだから。
しかし、大学入試で合格を目指すのであれば、そんな教員の指示に従う必要はない。あなたにはもっと他にやるべきことがある。学校の課題を効率化して、その分の時間を受験勉強に充てて欲しい。
高校時代の数学の先生にこんなことを言われた。
「俺はお前らの人生に責任は持てない。だから数学のいらないやつは授業中他のことをやっても構わない。」
この話を美化するつもりはないが、私が言いたいのは、教員は生徒の人生について責任は持てないというところ。進路相談などでも、今の成績が悪いからやめておけ。と言われるそうだ。
そんなものお前には関係ない。
と一蹴すればいい。だって教員が入試を受けるわけじゃないのだから。
ただし、全て自己責任である。勉強もせずに絶対に合格不可能な大学を受験するのは、自爆である。自分のできうる最大限の努力をしよう。
眠気対処法
眠気に関してだが、基本的なスタンスは「眠たければねればいい」
しかし翌日に全然勉強しなかったと後悔するのであれば、起きてやればいい。
そこで眠気を覚ます方法をいくつか紹介しよう。
一つ目は大きな筋肉を動かすこと。(解剖生理学の講座中に医師に聞いた話)
人間の筋肉の中で大きな筋肉といえば、大腿四頭筋だそうだ。つまりスクワットをするのである。他には階段の昇り降りも効果があるらしい。
二つ目には、寝る準備をしないということ。
例えば勉強終わるまではお風呂に入らない、歯を磨かない。つまり、寝るためにいくつか障害を作っておくのである。
三つ目は、仮眠を取ること。
決してベッドや布団に入ってはいけない。机の上で寝るのである。15分程度の仮眠は効果的だそうだ。
このブログの読者さんとも共通事項があるかもしれないので、ぜひ参考にしていただきたい。
【今日の勉強量】
学校課題のみ
割と本気で2014年の同志社大学英語第1問で必要な知識を解説してみた。
今日は同志社大学の過去問を見ていこうかと思います。(あえて2014年の問題を使わせてもらいます。)
さっと見たところ大問3つ構成。第1問、第2問が長文読解、第3問は会話文補充問題及び英作文かなという感じです。
では早速今回のタイトル通り、第1問から攻めていきましょう。(※問題自体は載せません。手元に過去問を用意していただければと思います。)
Partyベクター画像Balasoiu - Freepik.comによるデザイン
第1問の問題構成
第1問は全部で6問から構成されており、
A:空欄補充(単語)
B:空欄補充(前置詞)
C:フレーズの意味
D:文章完成型空所補充
E:本文内容一致
F:和訳問題
このような感じになっております。私の感覚としてはA〜Dまでは本文を読みながらやっていけるかなという感じです。本文の内容一致はすべて読み終わった後に解く方がいいかと思います。(理由は後述)
1ーA
7問から構成されており、単語の意味を知ってるだけで解答できるというものではなく、意味を知った上で内容と一致するように当てはめるものと、文法事項を知っていれば解答できる、もしくは誤答を削ることができるタイプとがうまく組み合わされていました。
例えば、(U)ではwhether A or B「AであれBであれ」、また(Z)では受動態の進行形という文法の知識が問われている一方で、(X)では接続詞が問われています。接続詞は基本的に前後関係で回答するのがセオリーであり、この場合もパラグラフ中での接続詞が表す意味を正確に把握したいところですね。
個人的に一番面白いなと思ったのは、(V)の問題。これは(V)が本文中に2箇所あり、1つはbe concerned with「と関係している」、もう一つはbe concerned about「について心配している」という風に1問で二つの知識を問う良問でした。
1ーA全体を通して、受験生の基礎知識があれば解答できる問題は7問中6問程度といったところ。知識としてのレベルはさほど高くないものの、本文の正確な読解ができないと誤答を選んでしまうので、日常の勉強での正確な解釈が要求されてます。
1ーB
前置詞の補充問題、選択肢を2回繰り返し使う必要がないので、戦略としては
わかるところから埋めていき、誤答の可能性を低くすることかなと思います。
問われている知識は、よく出る熟語や表現など。
keep(prevent) A from ~ing「Aが〜するのを妨げる。」やresult in~「(結果的に)〜になる」(result fromと混同している受験生から点数を奪う問題であった。)consist of~「〜から成る」
これらはどれも知っていて当たり前のレベルなので、ここは着実に点数を稼ぎたいところです。(ケアレスミスも許してはいけません。)
1ーC
下線部のついているフレーズや表現を言い換える問題。3問構成であり、2014年の場合は、(a),(b)共に文章を読まなくても大方答えはわかるという問題でした。特に(b)はpropotion「割合」という単語を知っていれば即答できました。
厄介だったのは(C)の問題。Asults buy candy for children as a means of vicarious pleasure (vicariousな喜びの手段として。)vicarious「身代わり」なんて意味の単語が含まれていました。うわ!なんじゃこれ!と普通の受験生なら思いますが、ここは落ち着いてパラグラフでの意味を考えてください。
このパラグラフの主旨は飴産業というものは子供向けというより、正確には子供時代向けであり、大人が飴を子供に買ってあげるときには子供の時のことを思い出しながら買ってあげる。というものでした。(かなり省略してますし、意訳もしています。)そんなパラグラフの中に上記に書いた一文が来るのですから、大人は子供に自分の代わりに喜んでほしいから飴を買ってあげる。程度の意味が取れればvicariousという単語に惑わされずに正答にたどり着くことはできるかなと思います。(選択肢の中に自分自身で喜ぶためにというものもありましたが、そんな選択肢は選ばないように!)
英語はパラグラフで話題が統一されています。難しい単語出てきても落ち着いてパラグラフ中からヒントを見つけ出して解答してください。
1ーD
1文を完成させる問題ですが、選択肢が look, looks, like, likes, make, makesとなっており、三単現のsの区別及び使役動詞、look like、などの知識が問われていました。落ち着いて主語が単数か複数かを見分けつつ、意味を取れば(そんなに難しい単語は使われていませんでした。)確実に正解できるところです。
1ーE
本文の内容一致問題です。基本的には消去法で選択肢を減らしていきましょう。パラグラフとして論理的に読めていた受験生であればパパッと答えにたどり着けます。一方、英語の勉強を暗号解読のようにしていた受験生はここで点数を取ることができません。日常の勉強から、英語の論理構造を意識して読解してください。
加えて、内容一致は全部読んでからやったほうがいいと、最初に書きました。その理由としては、文章の流れを分かった上で解いたほうが、速く正確に解けるからです。一部分だけ見て、解ける問題もありますが、文章として出題されてると言うことは、読めない部分があっても流れで読めるということです。そしてその流れは、一部分だけではわかりません。それぞれのパラグラフが重なり合って、一つの筆者の主張となっているのです。筆者の主張とは違うことが選択肢にあるからバツ。こんな解き方ができれば英語は勉強しなくても点数が取れます。
1ーF
和訳問題です。ここは丁寧に解説していきましょう。
問題)people now want after dinner mints to be individually wrapped so that they are germ free.
文の構造自体は簡単です。主語がpeople、動詞がwant(want A to be~:Aに〜であってほしい、なってほしい)です。文法事項ではto不定詞の受け身が使用されていますね。ここまでを日本語にすると
人々は今は、食後のミントキャンディーは一つずつ包装されていて欲しい。
ぐらいでしょうか。英語ではmintしかありませんでしたが、この文章自体がキャンディーの話でしたのでここはミント味のキャンディーと考える方がいいでしょう。
次にso thatですが、結果「その結果〜」と目的「〜ために、〜するように」と大きく分けて二つあります。意味を考えるために後ろを見てみましょう。
germ free....
なんじゃこりゃ!!!!!となるのはまだまだ素人受験生。受験ガチ勢は常に落ち着いています。わからなければパラグラフから考えればいい。と。
問題箇所の後ろを見てみると、Keeping germs out of foodstuffs requires packaging.(germsを食事から締め出すには包装が必要。)パッケージされているのは新鮮にするため、汚れないため、ということは....
ばい菌がつかないように。
はい。その通りです。germ freeで「無菌の」という意味になります。これでもう答えは出ましたね。正解は、
人々は今は、ばい菌がつかないように、食後のミントキャンディーは一つずつ包装しておいて欲しいと思っている。
こんな感じまとめておけば、あまり減点がされないかと思います。
まとめ
第1問の配点は78点でしたので、今回のレベルから考えると65点ぐらいはほしいところ。(あくまで主観です笑)覚えにくい知識は1、2問程度で、他は基本的な知識と文章の内容を正確に抑えられれば正答可能な問題ばかりでした。同志社大学の英語という名前に負ける必要はありません。いたって普通の問題なので、安心して取り組んでください。
他大学の解説と分析をして欲しい方はコメントか、
こちらまで。
Youtubeのチャンネル登録もお願いします!
ブログ更新と勉強は似ている。
題名の通りです。
ブログ更新をしていると、書けない日や書きたいことがない日もある。そうして1日が過ぎると、次の日も「まあいっか。」となり書かなくなってしまう。
勉強も同じ。毎日毎日同じ繰り返し。勉強をしたくない日もあるし
できない日もあるかもしれない。そうして1日何もせずに過ごすと、「明日頑張ればいい」となる。結果はみなさんお分かりだと思うが、頑張らない。
原因はなんだろう?
たぶん単純作業になっているんだと思う。特にこのブログの題材は、Agさんという女子高校生と難関大学に合格するということなので、毎日毎日目立った変化があるわけじゃない。
学力も同じ。1日で爆発的に点数が伸びるわけじゃないし、いきなり合格できるようになるわけじゃない。
大事なのは、1つ1つを丁寧にこなすこと。作業にするか勉強にするかは本人次第。
ブログも同じだと思う。
1つの記事に何か意味を持たせつつ、頻繁に更新するのは決して楽じゃないけれども、世の中の受験生や、その保護者、関係者の皆様の指針やヒントになれるようこれからもできるだけのことはしていこうと。
そう思った次第であります。
【今日の勉強量】
学校課題
英語:長文問題集(レベル2)1題
【今日の名文】
日進月歩
ゴールデンウィーク終了
GW中、なかなか更新できずすみません。
まずはAgさんのGW中の勉強内容をまとめていきたいと思う。
日本史は
上の問題集を1周終わらせ、13番まで終わったとのこと。非常にいいペース。通常であれば教科書などを読んでから、となるのかもしれないが、僕のスタンスとしては面白くないことはやらない。できるだけ工夫して楽しく身につくようにしていくというもの。
英語は
英語長文レベル別問題集 2基礎編 (東進ブックス レベル別問題集シリーズ)
- 作者: 安河内哲也,大岩秀樹
- 出版社/メーカー: ナガセ
- 発売日: 2007/09/10
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログを見る
この6番まで(約半分)終了。こちらもいいペース。注意点としては量をこなすのではなく一つずつ大事に丁寧に。知識と読解法をマスターしていって欲しい。速さは音読などでいくらでも後からついてくる。今は正確性を求めてもらっている。
現代文は
こちらで読解法をマスターしてもらっている。正直、問題はかなりハイレベルである。だが一貫性のある読解法、そして同志社志望ということを考えると是非取り組んで欲しい一冊。正直これをマスターできれば、あとは過去問演習でなんとかなる。
以上が主に取り組んでいた内容である。
どうだろう?
この記事でも書いたように、時間は気にせず内容重視で取り組んでもらっているが、着実に勉強時間は増えている。
あとは、勉強をやり始めるまでの時間をいかに短縮するかが勝負。机でスマホをいじる時間がまだまだ多いのでこれからは改善していきたい部分。
今週の土曜日には、英語のセンター型の模試を解いてもらう予定。さあ成果は出るかどうか。
乞うご期待。
内容をこなすと勉強時間は勝手に増える
Agさんに勉強時間は増えた?と聞くと
「増えた!解説とか読んで理解してたら7時間ぐらいすぎてる」との返信。
勉強の予定を組む時って、時間で管理する人多いよね。例えば平日は2〜3時間、土日は5〜6時間勉強する!とか。
でも僕はAgさんに時間は気にしなくていいから、
やるべきことを毎日続けて欲しいと伝えている。
理由の一つは、一番上の質問内容に関連するのだけれど、勉強量をこなせば時間は自ずとついてくるのね。
よく、今日は10時間も勉強した!!って人いるけど、中身を考えて欲しい。やるべきことをやった7時間とノートに複写したり、単語帳を作ったりする作業も含めた10時間、どっちが効果的な学習と呼べるだろうか?
答えはどう考えたって前者だよね。
さらにもう一つの理由は、勉強の内容を考える時間を減らすため。
さて、勉強始めよう。何からやろっかなあ、とりあえず本開くか、むずいな、別の教科にしよっかなあ、、、、こんな風になるのを防ぐためにも、毎朝これとこれとこれをやって、終わればこれをやって欲しいと伝えている。
つまり、何をすればいいのかわからないという状態を防いでいるのである。
結論から言うと、1ヶ月間勉強を時間ではなくタスク(内容)で組んできたけれども、自分の中ではうまくいっているように感じる。
このまま続けていこう。
【今日の勉強量】
英語:長文読解、シャドーイング
現代文:問題集1題
【今日の名文】
Time is Money. (Benjamin Franklin)
やり遂げること。最初の達成
「日本史の問題集終わったよ!」
お疲れ様。1ヶ月で1冊の問題集を最後までやりきることができた。
何事もそうだけど、最後までやるということは結構大事。
いろんな参考書に手を出して、結局最後まで行かない。いわゆる参考書マニアになってはだめ。
その参考書にしか書いていない知識はほぼない。どの参考書にも大概同じ内容が書いてある。
今回Agさんは日本史の問題集を1冊終わらせることができた。
ということは全体像をうっすらとでも把握できたということなので、これからはもっと効率よく賢くなれるはず。
君の勝負はここからだ。
【今日の勉強量】
日本史:1周終わり
古文:学校の課題終了