何したらいいですか?〜JKと大学受験してみた。

社会人が現役JKと大学合格を目指す記録です。

4月1週目②〜英語の勉強法

    前回の国語に引き続き英語の勉強法を。

 

 英語に関しては僕は外国語大学に通っており、ある程度知識も技術もあると自負していたが、ところがそんなにうまくはいかない。

 このブログを見られたらAgさんに怒られるかもしれないが、正直英語力はかなり落ちていた。

 やはり他の教科と違って、英語はスポーツに似ている気がする。毎日少しずつやることが大事。間をあけると下手くそになっているような気がする。(あくまで僕の感覚です。)

 

 それはさておき今回、英語の勉強を指導する上で気をつけたことは2つ

  1. 音声を基本として考える。必ず1日に1回声に出して英語を読む。
  2. 配点を考えて、単語帳や文法に偏ることなく、文章中での言葉の使用法を意識

 

1:音声を使った勉強と実践

 まず1を実行するためには、発音記号の勉強が必要。じゃないとシャドーイングなどでトレーニングしてもただの早口言葉になってしまう。それでは意味がない。

 なぜ音声を取り入れるのかというと、言語というのはそもそもがコミュニケーションを取るためのツールであって、音を発しない言語は基本的には存在しないから。必ずそこには口から出た言葉と言葉のやりとりが発生するはず。ということはただ書いたり、見たりして覚えるより、話しながら勉強した方が効率がいいだろうし、何より英語が楽しくなる。

 これは僕が教育実習に行った時の体験だけど、英語の授業中に生徒さんに1回は英語を口から発してもらう時間を設けた。まあもちろん生徒の英語能力に差があるから、すごく綺麗な発音で周りからもおーっと言われるような子もいれば、日本語のような英語(母音の混じった英語です。いわゆるカタコトってやつ。詳しくは今度)で話す子もいた。(当然大多数はこっち)この二人の生徒さんに話を聞くと、あまり上手くない子は周りがカタコトだから自分もそうしないと恥ずかしかったそう。一方、発音のうまい子は、外国人と会話をする機会があって、全然通じなくて発音を見直したんだそう。

 つまり、英語が話せる!周りからすごいって言われてる!っていう意識を自分の中に植え付けられらば、楽しくて楽しくて、僕が教えなくても生徒は自分で英語を極めようとする方向に行くってこと。「好きこそものの上手なれ」とはよく言ったものだ。

 

 

2:文章での使われ方に基づいた単語と文法

 次に2だけれども、これまでいろんな先生や学生の授業を受けたり、見たりしての経験からPDCAサイクルを回した結論。悲しいことに英語の点数が伸びない原因を生徒の文法や単語力不足に求めてしまう先生は非常に多い。

 まず、考えるべきは配点。文法問題と読解問題、どちらの配点が多いのかってこれは明らかに後者。センター試験だと文法問題に対して読解問題の点数は3倍もある。なのに文法の細かい知識を詰め込んで、使い方もわからず模試に挑んで撃沈。これは当然の結果。

 さらに単語帳ばっかりやってる受験生もよく見かけるけど、あれはあくまでこういう単語が出やすいよってだけで、単語帳の単語が単語帳に載ってある意味でそのまま出題されることなんてまずない。単語帳は悪だ!!なんて言わないし、とっかかりとしてはいいと思うけれども、初心者の英語学習の中心に置くべきものではないと思う。(上級者の方や英語ガチ勢の方は別です。単語やフレーズたくさん覚えた方がいいと思います。差がつくのってそこだから。)

 なので、今回Agさんには単語帳は周回数を意識して、見たことがある状態になればオッケーということにした。それよりも文章中でどんな使われ方をしているのかを理解して欲しかったので、いきなり長文をやってもらう。注意点としては問題を解くことが目的ではなく、英語と日本語の意味が一致するかどうかが大切だということ。和訳を読んでも意味不明なものはすぐに聞くようにと指導した。そのような文が、Agさんに足りないものが含まれているところだから。

 

 従来のやり方とは180度違うやり方だけれど、これまでと違う結果を得たければ、同じやり方ではだめだ。

 

変化を恐れるな。常に良いものを模索しろ。