正解よりも間違いから学べ。
今日のAgさんは学校で体力測定だったらしい。
「ムッチャ疲れたけど頑張った。」
いいぞ。勉強もその調子で頑張って。
久しぶりに直接会ったので、どれぐらい進んでいるかをチェック。
やっぱり真面目。すごく真面目。
日本史は34まで(問題集の半分)
古文は文法、単語共に5分の2ぐらい。
英語はもうすぐ1冊終わりそう。
単語で悩んでたみたいだけど、進度は完璧よ。その調子。
というわけで今回は進度に加えて、中身も見ていく。
中高生は正答率で一喜一憂するけど、教える側はそこよりもどんな間違い方をしたかの方が気になる。(僕だけかな。)
この問題のメモからでもどんな考え方をしてるのかとか、どの知識が足りていないのかがよくわかる。さながらあてもない旅を続ける旅人に渡された地図といったところか。
例えば、2行目のorは前の文の否定と関連して、not A or(nor) B : AでもないしBでもない。のような感じだろうけど、the fact をSでとってしまってる。つまり接続詞が理解できてないのでは?と考える。
さらに、thatは関係代名詞ではなく、同格だよとか、後ろに関係代名詞が省略されてるけどわかる?とかその子に投げかける質問の方向性が固まっていくのよね。
面白いのが、これで終わりではなく、方向性を示せばそれでその人は理解するのか?それともまた別の質問が生まれるのか?その人その人によって十人十色な反応が返ってくる。
勉強を教えてるのは僕だけれども、コミュニケーションの取り方、人に何かを伝えることの難しさを教えてもらってるのは僕なのかも。と久しぶりに思いました。
教えることは学ぶこと。ってどっかの誰かが言ってたような気がする。
【今日の名文】
人は教えることによって、もっともよく学ぶ
(セネカ・哲学者)