英文法~関係詞ってなによ?
今回はすこし文法の関係詞について書いてみようかなと思います。中学生でもわかるように書きますのでしっかりとマスターしてくださいね。
関係詞の基本
まずは基本からいきましょう。関係詞の基本は『二つの文をくっつける』です。たったこれだけなんです。難しく考える必要はありません。もうひとつ覚えておいてほしいのは大きく分けて関係代名詞と関係副詞があります。中学生の方は関係代名詞のみでOKです。
関係代名詞
まずは種類から行きましょう。下の表を見てください。
この表はみなさんみたことがあるかと思いますが、主格とか、目的格とかよくわからないと思いますので、丁寧にみていきますね。
主格
まずは二つの文章を考えます。
これらをくっつけることが関係代名詞の役割です。ちなみにですが赤色は主語(S)、青色は動詞(V)、緑は目的語(O)ピンクは補語(C)としています。わからなければ下の動画で詳しく解説しています。
では、関係代名詞の文を作る際の手順を説明します。まず前後で同じ名詞を見つけます。
今回は、the womanとSheですね。次にくっつけたい方の名詞を消します。今回はsheを消しましょう。すると、
こんな風になりますよね。さあどこが消えましたか?
そう。主語の部分がなくなってますよね。主語が消えたときは主格を使います。今回は、人ですからwhoを使いましょう。(thatでも可)
正解は、
”彼は有名な作家であるその女の人を知っている。”という日本語になります。
目的格
では次は目的格をみていきましょう。
まず同じ名詞を探すんですよね。今回はthe pictureとthisです。次にくっつけたい方を消します。今回は下の文をくっつけたいことにしましょう。
はい。何が消えましたか?
目的語(緑色)がなくなりましたね。目的格を使いましょう。今回は人ではないのでwhichを使いましょう。(thatでも可)
おっと!一つ忘れていました。関係詞は接着剤と同じですから、繋げたい文の間に来なければいけません。
答えは、
”彼は私が好きな絵を描いた。”が和訳ですね。
所有格
次でラストです。また2つの文を見ていきます。
手順を思い出しましょう。まずは、同じ名詞を探すんですね。そう今回はherとher(彼女の父親の方)です。では片一方を消しますね。
今回はherが抜けましたね。このherは彼女の〜という意味の所有格ですから、whoseを使います。
”彼は父親がお金持ちの女優を愛しています。”が日本語ですね。
前置詞+関係代名詞
ではこんな場合はどうでしょうか?
考え方は同じです。同じ名詞を見つけます。
誰がどう見たってthe parkです。では消しましょう。
おや?今回は何が抜けているでしょうか?主語でも目的語でも所有格でもありません。何を入れればいいかわからない!!
心配ご無用です。
前置詞のinがありますよね。前置詞の後ろが抜けた場合は目的格(whom, which)を入れます。
これで完成です。ちなみに関係代名詞と前置詞はとっても仲良し。というか前置詞って基本的には名詞と一緒に使って前置詞句を作りますので、今回も関係代名詞の前につけることもできます。
”私は友達と遊んだ公園に行った。”という意味になります。
関係副詞
これは高校生になってから習う範囲です。先ほどの前置詞+関係代名詞がありましたよね。あの前置詞+関係代名詞の部分を関係副詞で置き換えることができます。たったそれだけのことです。
今回は先行詞が場所でしたのでwhereを使いましたが、時間の時はwhen、理由の時はwhyを使ってください。
頻出問題
最後に頻出問題をやってみましょう。
この( )に入るのは、whichかwhereかどちらでしょうか?
ここで、二つの文に戻してもいいのですが、試験ではあまり時間がないので、裏技を教えますね。先行詞を直接ブチ込むことができれば関係代名詞を入れてください。もし先行詞を後ろに入れるために前置詞を使わなければならない時は関係副詞を入れてください。
今回the place をwe got engaged に形も変えずそのまま入れることができるかどうかで考えます。残念ながら直接入れることはできません。正しく入れるとすれば、we got engaged in the place.です。直接ブチ込めませんでしたね。というわけで正解はwhereになります。
まとめ
これで関係詞の基本は終わりです。動画で見たいという方は
作ってありますので是非ご覧になってください。(チャンネル登録をしていただけると大変喜びます笑)